結局どの転職エージェントが良いの?
上記の悩みを解決します。
■ 本記事の内容
- コンサル業界への転職で活用すべきエージェントの選び方
- 総合系コンサルティングファームに強いおすすめの転職エージェント3選
- 戦略系コンサルティングファームに強いおすすめの転職エージェント3選
■ 本記事の読者
- コンサル業界への転職に興味がある方
- コンサル業界への転職にあたって、どのエージェントを使えばよいか分からない方
■ 本記事を読むメリット
- 転職エージェントの選び方が分かる
- コンサルティング業界に強いおすすめの転職エージェントが分かる
こんにちは、てらでぃーです。
最近、私の身の回りでも、コンサル業界への転職へ検討されている方が増えてきました。
事実、コンサルティング業界は、各ファームにて採用拡大中です。
だからと言って、転職への難易度が下がったか?と言われると、そんなことはありません。
特に未経験でコンサル業界への転職を検討されている場合、十分な事前準備が必要になるでしょう。
今すぐの転職は考えていないとしても、将来的に少しでも可能性があるならば、早めの段階から転職エージェントに登録しておくことをオススメします。
本記事では、現役コンサルタントである筆者が、コンサル業界に強いおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
なお、本記事で紹介する転職エージェントの利用は、全て無料です。
早速、本題に入ります。
目次
1. コンサルへの転職時に活用すべきエージェントの特徴
コンサルへの転職時に大事なエージェント選びにおいて、個人的に重要だと考えているポイントを紹介します。
- キャリアプランを踏まえた上で、自分に合ったポジションを紹介してもらえる
- 書類から筆記試験、ケース面接まで対策してもらえる
- コンサル出身のキャリアコンサルタントに支援してもらえる
- コンサルファームへの転職支援において、十分な実績がある
まず前提として、転職エージェントは企業側の採用業務の一翼を担っており、企業が欲している良い人材を紹介することで、企業側から報酬をもらうといった収益構造があります。
よって、エージェントによっては、紹介料欲しさにあなたのキャリアプランを気にもとめず、希望しないような部門 / ポジションでの求人を紹介される可能性があります。
また、キャリアプランに合う求人があったとしても、選考に進んで内定を獲得するためには、入念な準備が不可欠です。
戦略ファームへの転職をであれば、ケース面接対策を戦略ファーム出身のキャリアコンサルタントから模擬形式で行ってもらえるかどうかが大切です。
そもそもケース面接って何?という場合は、こちらの記事をご覧ください。
→【コンサル志望必見】ケース面接とは何か?突破のコツを解説
総合ファームであれば、ケース面接対策の他にも、通常面接対策を行っているかや、多くの案件を扱い過去に実績を出しているかが大事になってきます。
2. 戦略系コンサルティングファームへの転職におすすめのエージェント3選
マッキンゼーやBCG、ベインを始めとした戦略コンサルティングファームへ転職する際におすすめのエージェントは、次の3つです。
2-1. コンコードエグゼクティブグループ
コンコードエグゼクティブグループは、戦略コンサルティングファームへの転職において、充実した支援によって圧倒的な実績を残している転職エージェントです。
特筆すべきは、戦略コンサルへの転職はコンコードを通じてのみ行うと約束した場合、戦略ファーム別に面接時のやり取りを書き起こした膨大なWord資料を閲覧できる点です。
この資料が非常に充実しており、戦略ファームに内定するための知見が詰まっています。
加えて、戦略ファーム出身ないし戦略ファームから内定を得たことがあるキャリアコンサルタントが多く在籍しており、ケース面接対策を模擬形式で行っています。
1人1人に充実したサポートを提供するリソースを確保するため、学歴や社会人としての経験によってサポートの手厚さが変わってきます。
逆に言えば、社会人1年目で十分な経験がないために他エージェントでは戦略コンサルへの転職支援が受けられなかった場合でも、華々しい学歴があれば、コンコードの充実したサポートが受けられる可能性があり、結果として転職に成功するケースもあります。
↓特徴
- 膨大な選考対策の資料と、圧倒的な内定実績
- キャリアコンサルに戦略コンサル出身者が多く、模擬形式でケース面接を対策できる
- 社会人歴が浅くても、充実したサポートを受けられる可能性がある
2-2. ムービンストラテジックキャリア
ムービンストラテジックキャリアは、国内初のコンサルティング業界に特化した転職エージェントとして、20年以上も同業界への転職を支援し続けています。
ムービンにも、戦略コンサルファーム別に過去の面接時の内容を記録した資料があります。
ただし、戦略コンサルへの転職はムービンを通じてのみ行うと約束し、書類選考に通過した段階で閲覧することが可能です。
さらに、キャリアコンサルタントがコンサル業界出身であることが多く、業界知識や市場動向を踏まえたサポートを受けることができます。
具体的には、職務経歴書等の書類添削に加えて、コンサル業界に特有のケース面接対策も行なっており、高い内定率にも頷けます。
ただし、キャリアコンサルタントによって、ケース面接の対策が模擬形式か添削形式か変わるため、なるべくコンサルティングファーム出身のバックグラウンドがある方に相談したいものです。
ムービンは公式HP以外からも相談可能であるため、キャリアコンサルタント選びの一つの方法として、まずビズリーチに登録し、評価が高く、コンサル出身のキャリアコンサルタントを調べた上で、直接相談することも可能です。
↓特徴
- コンサルティング業界に特化したエージェント
- コンサル出身のキャリアコンサルタントによる質の高いサポート
- 書類通過後に閲覧可能なファーム別の選考対策資料
- 求人の約79%は非公開案件
2-3. アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、コンサル転職およびポストコンサル転職に特化したエージェントとして、これまで17年に渡って約5,000名の現役コンサルタント、約20,000名の転職志望者を支援してきた実績があります。
また、転職エージェントとの関係性は一度限りとなりやすい中で、平均サポート期間は3年間と長めです。
その理由は、無理にコンサルへの転職を推し進めるのではなく、個人のキャリアプランを尊重した上で転職のタイミングを見極めたり、コンサルへの転職のみならず、その先のキャリアまで併走する"生涯のキャリアパートナー"を信念としているからです。
戦略・総合の分け隔てなく、コンサル業界において幅広く案件を有しています。
↓特徴
- 未経験からコンサル転職の支援実績も豊富
- シニアコンサルタント以上の入社実績数が、全エージェントの中でNo.1(2018年度)
- サポート期間が平均3年間であり、コンサル転職からポストコンサル転職まで長期的な関係性が築ける
- 求人の約77%は非公開案件
3. 総合系コンサルティングファームへの転職におすすめのエージェント3選
Big4と呼ばれるDeloite / PwC / KPMG / EYや、アクセンチュアを始めとした総合コンサルティングファームへ転職する際におすすめのエージェントは、次の3つです。
3-1. アクシスコンサルティング
戦略コンサルへの転職と同様に、総合コンサルへの転職においても、アクシスコンサルティングは強みを持っています。
特筆すべきはその規模であり、総合コンサルへの転職支援数は圧倒的です。
総合コンサルの選考プロセスにおいては、ケース面接の回数は戦略コンサルよりも少ない傾向にあるため、ケース面接対策を重点的に行うのではなく、志望動機やキャリアパスを精緻化するといった通常面接対策も重要になってきます。
また、総合コンサルにおける求人は、戦略コンサルと比較して次のような特徴があります。
- 募集人員が多い
- 回転が早い(選考プロセスが短い + 求められる要件が幅広い)
結果として、あなたの経験やスキルに合う条件のポジションを、数あるの中からどれだけタイムリーに探し出し、スピーディに対策をして選考に進むかという点が重要になります。
つまり、取り扱っている案件数が多ければ多いほど有利になります。
また、各ファームとの繋がりを活用し、他エージェントでは扱っていない非公開の案件も多く有するため、あなたに合うポジションがより見つけやすいとも言えます。
↓特徴
- 未経験からコンサル転職の支援実績も豊富
- シニアコンサルタント以上の入社実績数が、全エージェントの中でNo.1(2018年度)
- サポート期間が平均3年間であり、コンサル転職からポストコンサル転職まで長期的な関係性が築ける
- 求人の約77%は非公開案件
3-2. アサイン
アサインは、20-30代のハイエンドに特化した転職エージェントです。
2021年にビズリーチが主催した「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」において、ヘッドハンター・オブ・ザ・イヤーを受賞したキャリアエージェントである奥井 亮氏が取締役として在籍しています。
これはコンサルティング部門のみならず、全部門4,600人の中で総合的に結果を残したエージェントに贈られる賞であり、コンサルの選考対策のみならず、キャリアカウンセリング力も非常に高いことを示しています。
また、代表取締役である小瀬村 卓実氏や、取締役である奥井 亮氏、須永 高弘氏はいずれも総合コンサル出身であり、総合コンサルへの転職を強みとしています。
今後成長が期待される転職エージェントである一方で、上に紹介したメンバー以外の実績は不透明であるため、ビズリーチ等を活用して、バイネームで相談を申し込むことも1つの手です。
↓特徴
- 候補者の価値観を重要視したキャリアカウンセリング
- 総合コンサル出身のキャリアコンサルタントによる選考対策
3-3. ビズリーチ
ビズリーチは、ヘッドハンティング型(スカウト形式)のハイクラス向け転職サービスです。
厳密には"エージェント"ではなく、"転職サイト"の類に該当しますが、正しく使うことができれば非常に有用なサービスですので、紹介いたします。
これまでに紹介した転職エージェントとは異なり、ヘッドハンティング型を採用しているため、無料登録するだけで、企業やヘッドハンターからのスカウトが届きます。
転職活動が初めての方や、まだ転職を具体的に考えていないから少し様子を見たいといった方に、情報収集のツールとしてオススメです。
また、キャリアコンサルタントを指定してコンタクトを取ることも可能であるため、ムービンやアクシス、アサインで既に実績があるメンバーを調べて、直接相談を申し込むことも可能です。
各エージェントの公式HPから申し込む場合、どのキャリアコンサルタントがあなたの担当になるか分からないため、ご自身の目的にあった方を選びましょう。
↓特徴
- ヘッドハンティング型(スカウト形式)のハイクラス向け転職サービス
- 優秀なキャリアコンサルタントにバイネームで相談を申し込むことができる
4. 転職エージェントの利用方法とメリット
4-1. 転職エージェントの利用方法
転職エージェントを初めて利用する場合は、どのような流れになるか分からず、不安で利用までの一歩を踏み出せないかもしれません。
そこで、転職エージェントの利用方法・流れを説明していきます。
コンサル業界を目指す上で、転職エージェントを利用した一般的な転職までの流れは次の通りです。
- 転職エージェントに登録
- キャリアコンサルタントとの面談の日程を調整
- キャリアコンサルタントと面談
- 応募可能かつキャリア志向に合った求人候補を紹介
- 求人候補の中から志望企業を選定
- 志望企業への内定に必要な選考対策を実施
- 練習も兼ねて、志望度が低い企業から応募
- 選考にある程度慣れたタイミングで、志望度が高い企業に応募
- 模擬面接を中心に最後の選考対策を実施
- 企業の選考
- 内定オファー
- 条件交渉
- 内定承諾
- 退職交渉
- 入社
青の下線:転職エージェントを利用するメリット
緑の下線:"コンサルに特化"した転職エージェントを利用するメリット
転職までの典型的な流れを細かく記載すると、15もの要素に分かれます。
人によって力を入れるべき要素は異なりますが、これだけ要素があれば、否が応でも準備期間含めて転職に掛ける時間は長くなり得ます。
だからこそ、その時間を無駄にしないために、自分に合ったエージェントにどれだけ早く出会えるかが重要とも言えます。
キャリアコンサルタントと面談して、応募する求人も決めて、散々時間を掛けたにもかかわらず、いざケース面接の対策をお願いしたら、エージェント側のスキルが不足しており、十分な対策が出来なかったとしたら嫌ですよね?
コンサル業界に特化した対策が出来るか否かは、エージェント選びにおける非常に重要な要素の1つです。
4-2.今すぐ転職する気がなくても、転職エージェントに登録した方がよい3つの理由
まずは、志望する業界がコンサル業界か否かにかかわらず、一般的に転職する際は転職エージェントを活用した方がよい、という話をします。
そして、この話は今すぐ転職すること自体に興味がない方にも当てはまります。
すぐの転職を検討されてない場合、実際の選考に進むまでの労力は不要であるため、転職エージェントへの登録から求人候補の紹介までを経験するとよいでしょう。
具体的には、この4要素ですね。
- 転職エージェントに登録
- キャリアコンサルタントとの面談の日程を調整
- キャリアコンサルタントと面談
- 応募可能かつキャリア志向に合った求人候補を紹介
求人候補の紹介まで経験することを薦める理由は次の3つです。
- キャリアのイメージをブラッシュアップできる
- 市場動向を知ることができる
- 自身の市場価値を知ることができる
今あなたが居る場所は、選んだ時にはベストな選択肢だったかもしれません。
しかし、ライフステージやキャリアに対する考え方など、前提条件は刻一刻と変化し続けているはずです。
つまり、今すぐの転職は考えていないとしても、将来取りうる選択肢に備えて、ある程度の準備はしておくと良いでしょう。
また、今いる場所や将来の転職ポジションを"点"とするなら、キャリアは点と点を結んだ"線"で捉えるとよいと言われます。
先程の理由を言い換えると、こんな感じです。
- キャリアコンサルタントのスキルや経験による助けを借りて、将来的にどんな線(キャリア)を描きたいかが具体化できる
- 線を描くにあたって、どの点を結ぶべきかが見える
- 今の自分が選べる次の点を知ることができる
最後に、いざ転職する時、エージェントは年収交渉でも力になってくれることがあります。
それは、オファー年収やサインオン金額の交渉です。
日本市場における転職は、文化的な側面や控えめな性格が相まって、自ら雇用条件を交渉することに対して奥手な方も多いです。
転職が成功すれば、候補者の内定後の年収に応じて、エージェント側にも報酬が支払われるため、目的を同じくしたプロフェッショナルの力を借りることも1つの賢い手と言えるでしょう。
ただし、全てのエージェントが交渉してくれるとは限らないため、留意してください。
4-3. コンサルに特化した転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントの中でも、コンサル業界に特化したエージェントの利用を薦める理由は1つだけです。
エージェント側がコンサルティングファームに対する選考プロセスを理解しており、十分な選考対策が望めるからです。
一口に選考といっても、ファームによっては3種類の対策が必要です。
- 書類
- Webテスト / 筆記試験
- ケース面接
特にケース面接対策は非常に特殊であり、事前準備なくして内定はほぼあり得ません。
そもそもケース面接って何?という場合は、次の記事を参照ください。
→【コンサル志望必見】ケース面接とは何か?突破のコツを解説
エージェントによっては、過去に内定した候補者や落選した候補者が、どんな質問に対してどう回答をしたかをデータベース化している所もあります。
ケース面接に関しては、書籍を購入して自己流で対策することも可能ですが、模擬形式で練習してフィードバックをもらうことで、より対策の効果を高めることができます。
5. まとめ
コンサル業界への転職は、入念な準備と対策が必要です。
ご自身の志向に合ったキャリアコンサルタントを見つけ、あなたの転職活動が上手くいくことを願っています。
最後にもう1度、オススメの転職エージェントをまとめておきます。
■ 戦略系コンサルティングファームへの転職におすすめのエージェント
■ 総合系コンサルティングファームへの転職におすすめのエージェント
また、コンサルの転職で避けることができないケース面接については、こちらの記事で解説しています。
→【コンサル志望必見】ケース面接とは何か?突破のコツを解説