上記の悩みを解決します。
■ 本記事の内容
・ケース面接例:大手飲料メーカーにおけるビール類事業の売上を上げるには?
・視野を広げて考える
■ 本記事の読者
・コンサル就職/転職に興味がある方
・ケース面接の練習をしたい方
・視野を広げて考えることについて知りたい方
■ 本記事を読むメリット
・視野を広げて考えるコツを理解できる
今回のお題は、売上を上げる系です。
特にB to C企業が絡むお題は、身近なテーマが多いですので、消費者としての目線は想像しやすいですよね。
自分が想像しやすければ、他の候補者も想像しやすいわけです。
では、どうやって他の候補者と差別化すれば、良いのでしょうか?
広い視野で勝負しましょう。
本記事を読んで、視野を広げて考えるコツを是非つかんでください。
早速、本題に入ります。
1. ケース面接例:大手飲料メーカーにおけるビール類事業の売上を上げるには?
あなたは、大手飲料メーカーの役員から、「最近ビール類の売上が伸びていない。ビール類事業の売上向上について、提案いただけないだろうか。」と相談を受けています。
ここで、購入本数については、調整が難しい要素と考えられるため、他の2つの要素について考えます。
理由は、お客様のアルコール許容度は遺伝で決まっており、1回のアルコール摂取で飲める、つまり購入する本数は変動しづらいからです。
一旦、このまま議論を進めましょう。
客数と商品単価についてですが、先ほどの3商品で言えば、ビールを購入する客数が低下傾向にあることが課題と考えます。
若者のアルコール離れ現象もあり、その世代は低アルコール飲料やノンアルコール飲料を好んでいるからです。
・・・そうか。
発泡酒や新ジャンルは、ビールより低価格で、ビールに近い味を提供しているため、ターゲットは従来のビールを好む層です。
うーん・・・
あ、酒類って、確か税率がそれぞれで異なっているはずです。
ビールに対する税率が上がったから、発泡酒を展開し、発泡酒に対する税率が上がったから、新ジャンルを展開したのだと考えます。
いいですね。
実は今後、ビール類の税率は統合されます。
そうとした場合に、企業は結局どうすればよいですか?
一旦、ここで区切ります。
2. 視野を広げて考える
今回は、視野を広げて考えることについて、紹介します。
視野を広げることは、物事を俯瞰的に見ることと似ています。
今回のケース面接の例で言えば、ビールに着目して議論を進めようとしたが、面接官の指摘もあり、ビール類というより大きなテーマについて考えることとなりました。
ビール類という特定のジャンルに限らず、飲料業界全体を考えてもよいでしょう。
こうした俯瞰的な目線を持つことで、大局を見誤ることなく、議論を進めることが出来ます。
視野を広げるにあたっては、知識や経験が必要となります。
自分の考えに固執せず、多様な価値観と触れ合うことで、視野の広さは磨くことができるでしょう。
3. まとめ
視野を広げると言っても、そう簡単にできることではありません。
しかし、練習すれば必ず出来るようになります。
視野を広げることと似ている抽象化思考について、次の記事で紹介していますので、参考に読んでみてください。
【ケース面接例題②】抽象化思考と具体化思考
幅広く考えられるようになることで、発想力や対応力が磨かれ、新しいチャレンジにおいても、成功をつかむことが出来るようになるでしょう。
普段から、色々な物事にアンテナを貼って、視野を広げる練習をしてみてください!
ケース面接対策におすすめの本は、こちらの記事で紹介しています。
コンサルタントが薦めるケース面接対策の本5冊
また、ケース面接事例集は、こちら。
【保存版】ケース面接の対策となる考え方のコツ
【ケース面接例題①】思考の構造化
【ケース面接例題②】抽象化思考と具体化思考
【ケース面接例題③】なぜなぜ分析で思考を深掘り
【ケース面接例題④】思考のスピードを上げる
【ケース面接例題⑤】マーケティングは消費者目線に立って考える
【ケース面接例題⑥】自分の経験を意識した視点の使い方
【ケース面接例題⑦】視座を上げる
【ケース面接例題⑧】視野を広げる ← 今ココ