昇格すると、年収はどれくらい上がる？
上記の悩みを解決します。
■ 本記事の想定読者
- デロイトトーマツコンサルティングへの就職 / 転職を検討中の方
- デロイトトーマツコンサルティングで享受できる待遇について知りたい方
■ 本記事を読むメリット
- デロイトトーマツコンサルティングに入社した場合の待遇について理解を深め、就職活動/転職活動のモチベーションを向上させることができる
デロイトトーマツコンサルティング合同会社は、「BIG4」と呼ばれる世界の4大会計事務所グループに属するコンサルティングファームの1つです。
本記事では、デロイトトーマツコンサルティング合同会社における年収を始めとした待遇について、紹介していきます。
ディスクレイマー
本記事の情報は、あくまで筆者個人が独自に調査した内容です。
各社の採用HPや、転職口コミサイトで閲覧可能な情報を元に、本記事を執筆しています。
早速、本題に入ります。
目次
1. デロイトトーマツコンサルティングの平均年収
OpenWorkによれば、デロイトの平均年収は923万円です。（2021年10月時点）
金額については、記事執筆時点で口コミを寄せている回答者343人の平均値です。
給与制度は、基本給 + 賞与（年2回）で構成されており、それぞれ次の要素によって金額が決定されます。
・基本給：職位（タイトル）
・賞与：会社業績 + 個人のパフォーマンス
基本給は、職位に応じて決定されます。
賞与は、固定賞与と変動賞与の2種類があります。
固定賞与は職位に応じた額が支給され、変動賞与は職位と個人のパフォーマンスに応じた金額が支給されます。
2. デロイトトーマツコンサルティングの初任給
デロイトの新卒採用HPによれば、初任給は次の通りです。（2022年7月時点）
・大学卒：約580万円
・大学院卒：約600万円
目安としては、額面で月に35万円程度が支給され、賞与として残りの金額が2回に分けて支給されるものとして考えておけばよいでしょう。
初任給は他のBIG4よりも頭一つ出ている水準であり、他の総合ファーム（日系）と比較して高い水準となっています。
3. デロイトトーマツコンサルティングの職位別年収
デロイトには、6つの職位が存在します。
正確には、ディレクター / パートナーという職位が分かれますが、ここでは同一ランクとして記載しています。
新卒で入社し順調に昇格した場合の年次、および職位別の年収は下表の通りです。
| 職位 | 年次（目安） | 年収（推定） |
| アナリスト | 1~2年 | 580~650万円 |
| コンサルタント | 2~6年 | 650~850万円 |
| シニアコンサルタント | 4~8年 | 800~1,100万円 |
| マネージャー | 7~10年 | 1,100~1,500万円 |
| シニアマネージャー | 10年~ | 1,300~2,000万円 |
| ディレクター / パートナー | 実力次第 | 2,000万円~数億円 |
OpenWorkのデータを基に作成
初任給は他ファームよりも見劣りしますが、実力があれば評価されるような待遇となっています。
特に非管理職（ビジネスアナリスト / コンサルタント / シニアコンサルタント）においては、順調にいけば数年単位で昇格できますし、高い評価を得た場合の年収は高水準となっています。
ビジネスアナリストの場合、基本的に入社1年~1年半でコンサルタントへ昇格するケースが多い一方で、コンサルタント以降は実力に応じて2~3年で昇格していくこともあれば、数年ステイが続くようなこともあり得ます。
年収1,000万円というボーダーラインについては、高い評価を得たシニアコンサルタントで到達することになります。
4. デロイトトーマツコンサルティングのボーナス / 残業代制度
■ ボーナス
デロイトのボーナスは、毎年2月と8月に支給されます。
・2月のボーナス：職位に応じた金額を支給
・8月のボーナス：職位と個人のパフォーマンスに対する年間評価に応じた金額を支給
職位が上がれば上がるほど、ボーナス支給額が個人のパフォーマンスに対する年間評価で左右されることになります。
■ 残業代
デロイトでは、オファー時の年収に、80時間のみなし残業手当が含まれており、80時間以上を超過して残業した場合は、残業代が別途支給されます。
他にも、22時以降の深夜残業や休日出勤、80時間以上の残業について、残業代は申請可能ではありながら、チームによっては実態として申請していないケースもあるようです。
ただし、残業代の支給は、非管理職に限定されます。
5. デロイトトーマツコンサルティングの主な福利厚生
デロイトにおける主な福利厚生は次の通りです。
出典：デロイト 新卒採用HP「新卒採用募集要項」
福利厚生は非常にシンプルですが、デロイトが抱える保育施設を利用できる点が特徴的です。
全社的に規模を拡大させる中で、増大するスタッフ層をマネジメントできる管理職が一定数必要となります。
能力はあるがライフワークバランスも大事にしたいような管理職にとっても、魅力的な職場環境を提供しようとする姿勢が伺えます。
6. まとめ
Big4他ファームの年収については、他の記事でまとめています。
- PwCコンサルティングの年収・給料は？【ランク別に紹介】
- デロイトトーマツコンサルティングの年収・給料は？【ランク別に紹介】
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収・給料は？【ランク別に紹介】
- KPMGコンサルティングの年収・給料は？【ランク別に紹介】
あわせて、こちらの記事も参考になれば。
Big4コンサルのランク別年収を徹底比較【転職志望者は必見！】
また、デロイトトーマツコンサルティング合同会社への転職を検討されている方に対しては、転職エージェントの利用を薦めています。
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