コンサルティング業界

KPMGコンサルティングの年収・給料は?【ランク別に紹介】

KPMGコンサルティングの平均年収はいくら?
昇格すると、年収はどれくらい上がる?

上記の悩みを解決します。

本記事の想定読者

  • KPMGコンサルティングへの就職 / 転職を検討中の方
  • KPMGコンサルティングで享受できる待遇について知りたい方

本記事を読むメリット

  • KPMGコンサルティングに入社した場合の待遇について理解を深め、就職活動/転職活動のモチベーションを向上させることができる

KPMGコンサルティング株式会社は、「BIG4」と呼ばれる世界の4大会計事務所グループに属するコンサルティングファームの1つです。

本記事では、KPMGコンサルティング株式会社における年収を始めとした待遇について、紹介していきます。

ディスクレイマー
本記事の情報は、あくまで筆者個人が独自に調査した内容です。
各社の採用HPや、転職口コミサイトで閲覧可能な情報を元に、本記事を執筆しています。

早速、本題に入ります。

1. KPMGコンサルティングの平均年収

OpenWorkによれば、KPMGの平均年収は887万円です。(2021年10月時点)
金額については、記事執筆時点で口コミを寄せている回答者98人の平均値です。

給与制度は、基本給 + 賞与(年1回)で構成されており、それぞれ次の要素によって金額が決定されます。
・基本給:職位(タイトル)
・賞与:職位 + 個人のパフォーマンス

基本給は、職位に応じて決定されます。

賞与は、職位および個人のパフォーマンスに対する年間評価に応じて支給されます。
コンサルティングファームの中では、基本給の比率が高く、賞与の比率は低めです。

そのため、年収を左右する最も大きな要素は職位となり、年間のパフォーマンス評価よりも「いかに早く昇進できるか?」が年収面では重要です。

オファー時の年収については、賞与を含む総額での提示となり、基本給は総額の約7~8割、賞与は総額の約1割として捉えておきましょう。

2. KPMGコンサルティングの初任給

KPMGの新卒採用HPによれば、初任給は520万円程度です。
HP上では、基本給が40万円相当である旨のみ記載されていたため、基本給1ヶ月分を業績賞与として想定した場合の金額です。

目安としては、額面で月に40万円程度が支給され、賞与として約40万円が支給されるものとして考えておけばよいでしょう。

初任給は他のBIG4と同程度の水準ですが、基本給の比率が高めとなっている点が特徴的です。

3. KPMGコンサルティングの職位別年収

出典:KPMGコンサルティング キャリアパス

KPMGには、6つの職位が存在します
新卒で入社し順調に昇格した場合の年次、および職位別の年収は下表の通りです。

ここでは、ディレクター/パートナー/プリンシパルの区別はせずに記載しています。

職位 年次(目安) 年収(推定)
ビジネスアナリスト 1~3年 520~600万円
コンサルタント 3~6年 600~700万円
シニアコンサルタント 6~9年 700~900万円
マネージャー 8~10年 1,000~1,300万円
シニアマネージャー 10年~ 1,300~1,800万円
ディレクター/パートナー/プリンシパル 実力次第 2,000万円~

OpenWorkのデータを基に作成

給与における賞与の比率が高いため、各職位における年収の幅は他ファームよりも硬直的な点が特徴的です。

KPMGコンサルティングは、2014年設立と比較的新しい会社であり、従業員数も1,153名*(2020年7月1日時点)と、他の総合ファームよりも小規模です。
*KPMG公式HPより引用

新卒採用の人数は50~60名/年であり、他の総合ファームは100~200名程度/年を採用している中では人数が絞られているため、個々が目立つことの出来る環境とも言えそうです。

年収1,000万円というボーダーラインについては、マネージャー相当で到達することになります。

4. KPMGコンサルティングのボーナス / 残業代制度

ボーナス

KPMGのボーナスは、毎年10月に支給されます。
年に1度の支給ですが、その支給額は月給1~2ヶ月分相当となるため、基本給の比率が高めです。

基本給の比率が高すぎる場合、昇格できなかったメンバーが「頑張っても報われない」とネガティブに捉えてしまう可能性もあります。

ファームの規模拡大と共に、上記のように感じるメンバーが増えることになれば、EYと同じくパフォーマンスに応じた賞与割合が増えるかもしれません。

残業代

KPMGでは、オファー時の年収に、50時間のみなし残業手当が含まれており、50時間以上を超過して残業した場合は、残業代が別途支給されます。

ただし、メンバーの残業代はプロジェクトの収支に直結するため、プロジェクトによっては残業代をチャージできない雰囲気となっているケースもあるようです。

また、残業代は非管理職のみに支給されるため、マネージャー以上の職位である場合は、残業代が発生しません。

5. KPMGコンサルティングの主な福利厚生

KPMGにおける主な福利厚生は次の通りです。

休暇 年次有給休暇(初年度10日、最大年20日)、出産・育児休暇、介護休暇、慶長休暇
諸手当 通勤手当
各種保険 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度(在籍2年以上)、公認会計士企業年金基金、
その他 マッサージルーム(東京事務所内、施術費用:30分、500円)、各種サークル・クラブ活動、健康保険組合カフェテリアプラン、時短勤務制度

出典:KPMG 新卒採用HP「新卒採用募集要項」 / 中途採用HP「中途採用募集要項

コンサルティングファームとしては、福利厚生は充実していると言えそうです。

OpenWorkでは、カフェテリアプランとして年間5~6万円相当のポイントが付与される旨や宿泊施設等を優待価格で利用できる旨の口コミが2020年に寄せられていました。

また、公式のHPでは確認出来ませんでしたが、ハネムーン休暇や、地方常駐メンバーの家族に対する常駐先への交通費支給(年1回のみ)などの制度も存在するようです。

6. まとめ

Big4他ファームの年収については、他の記事でまとめています。

あわせて、こちらの記事も参考になれば。

Big4コンサルのランク別年収を徹底比較【転職志望者は必見!】

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