昇格すると、年収はどれくらい上がる?
上記の悩みを解決します。
■ 本記事の想定読者
- PwCコンサルティングへの就職 / 転職を検討中の方
- PwCコンサルティングで享受できる待遇について知りたい方
■ 本記事を読むメリット
- PwCコンサルティングに入社した場合の待遇について理解を深め、就職活動/転職活動のモチベーションを向上させることができる
PwCコンサルティング合同会社は、「BIG4」と呼ばれる世界の4大会計事務所グループに属するコンサルティングファームの1つです。
本記事では、PwCコンサルティング合同会社における年収を始めとした待遇について、紹介していきます。
ディスクレイマー
本記事の情報は、あくまで筆者個人が独自に調査した内容です。
各社の採用HPや、転職口コミサイトで閲覧可能な情報を元に、本記事を執筆しています。
早速、本題に入ります。
目次
1. PwCコンサルティングの平均年収
OpenWorkによれば、PwCの平均年収は923万円です。(2021年9月時点)
金額については、記事執筆時点で口コミを寄せている回答者274人の平均値です。
給与制度は、基本給 + 賞与(年1回)で構成されており、それぞれ次の要素によって金額が決定されます。
・基本給:職位(タイトル)
・賞与:会社業績 + 個人のパフォーマンス
基本給は、職位 ✖️ 能力に応じて決定されます。
同一の職位であっても、求められているスキルを満たしているか否かといった観点で、さらに細かく能力別に評価される点が特徴的です。
賞与は、個人のパフォーマンスに対する年間評価および会社の年間業績に応じて支給されます。
年に1回の支給となるため、個人のパフォーマンスに対する年間評価が1つ上がるだけで、支給額が100万円単位で変わることもあり得ます。
オファー時の年収については、賞与を含む総額での提示となり、基本給は総額の約7~8割、賞与は総額の約2~3割として捉えておきましょう。
2. PwCコンサルティングの初任給
PwCの新卒採用HPによれば、初任給は550万円です。(業績賞与を含む)
目安としては、額面で月に30~35万円程度が支給され、賞与として約100万円が支給されるものとして考えておけばよいでしょう。
初任給は、他のBIG4と比較しても非常に高水準であり、戦略コンサルティングファームに迫る待遇となっています。
3. PwCコンサルティングの職位別年収
PwCには、6つの職位が存在します。
新卒で入社し順調に昇格した場合の年次、および職位別の年収は下表の通りです。
職位 | 年次(目安) | 年収(推定) |
アソシエイト | 1~4年 | 550~700万円 |
シニアアソシエイト | 3~8年 | 700~1000万円 |
マネージャー | 6~10年 | 1,000~1,300万円 |
シニアマネージャー | 10年~ | 1,300~1,700万円 |
ディレクター | 実力次第 | 1,500~2,000万円 |
パートナー | 実力次第 | 2,000万円~数億円 |
OpenWorkのデータを基に作成
非管理職の職位が、アソシエイト / シニアアソシエイトの2つしかないため、他ファームと比較して1つの職位における経験年数が長い点が特徴的です。
特に新卒や第二新卒で入社した場合、アソシエイトとしての入社にはなりますが、研修環境が充実しており、コンサルタントとしての育成機会は十分にあるため、昇進しやすい社風があります。
一方で、中途入社のメンバーについては、入社後早々にプロジェクトへアサインし、現場で放置されてしまうこともしばしば。
コンサルのベーススキルがない未経験であれば、尚のこと昇進には時間がかかるでしょう。
年収1,000万円というボーダーラインについては、非常に良い評価を得たシニアアソシエイトまたは通常評価を得たマネージャー相当で到達することになります。
4. PwCコンサルティングのボーナス / 残業代制度
■ ボーナス
PwCのボーナスは、毎年7月に支給されます。
年に1度の支給となるため、その支給額は評価によって大きく変動します。
また、支給額については、個人のパフォーマンスに対する年間評価のみならず、所属チームに振り分けられる予算の多寡によっても変動するとのこと*。(* 出典:OpenWork)
そのため、個人のパフォーマンスが高かったとしても、チーム全体の実績が芳しくなかった場合、同期と比較して、評価の割に支給額が低いという状況もあり得そうです。
所属先のユニットを選ぶ際の1つの観点として、ユニットとしての業績に目を向けてみることも必要でしょう。
■ 残業代
PwCでは、オファー時の年収に、50時間のみなし残業手当が含まれており、50時間以上を超過して残業した場合は、残業代が別途支給されます。
ただし、メンバーの残業代はプロジェクトの収支に直結するため、プロジェクトによっては残業代をチャージできない雰囲気となっているケースもあるようです。
また、残業代は非管理職のみに支給されるため、マネージャー以上の職位である場合は、残業代が発生しません。
5. PwCコンサルティングの主な福利厚生
PwCにおける主な福利厚生は次の通りです。
出典:PwC 新卒採用HP「新卒採用募集要項」 / 中途採用HP「福利厚生」
リフレッシュ休暇を始めとしたライフステージに合わせた各種休暇制度が充実しています。
ただし、実際に休暇を取れるか否かについては、プロジェクトの忙しさ次第となります。
また、育児に関する支援も手厚く、育児休暇の他に、FWA(Flexible Work Arrangementという閑散期の時短勤務制度や、ベビーシッターの費用補助まで行っています。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか。
PwCコンサルティング合同会社の年収や福利厚生制度について、紹介しました。
年収が全てではないものの、コンサルティング業界への転職を検討する際の重要なファクターであることは間違いありません。
Big4他ファームの年収については、他の記事でまとめています。
- PwCコンサルティングの年収・給料は?【ランク別に紹介】
- デロイトトーマツコンサルティングの年収・給料は?【ランク別に紹介】
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収・給料は?【ランク別に紹介】
- KPMGコンサルティングの年収・給料は?【ランク別に紹介】
あわせて、こちらの記事も参考になれば。
Big4コンサルのランク別年収を徹底比較【転職志望者は必見!】
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