上記の悩みを解決します。
■ 本記事の内容
・ケース面接例:新たに大学を創るとしたら、どのような大学を創るか?
・視座を上げて考える
■ 本記事の読者
・コンサル就職/転職に興味がある方
・ケース面接の練習をしたい方
・視座を上げることについて知りたい方
■ 本記事を読むメリット
・視座を理解し、物事を多角的に見れるようになる
今回のお題は、一見ビジネスとは無縁なケースです。
売上を上げる系等のよくあるお題だと、候補者が対策を練ってきてしまうため、本当に自身で考えたのかが見れない、といった可能性があります。
そのため、面接官側でも対策のしづらいお題を考案します。
こういったケースでも、必ず前提を設定した上で、面接を進めましょう。
何故なら、誰の立場に立って考えたのか?が重要となる場合があるからです。
早速、本題に入ります。
1. ケース面接例:新たに大学を創るとしたら、どのような大学を創るか?
例えば、学術雑誌に掲載される論文の数は、
考慮しなくてよいのでしょうか?
なぜなら、大学を選択する高校生の立場からすれば、質の高い論文の数を理由に大学を決めるケースは、少ないからです。
では、あなたが大学の教授だとして場合は、どのような大学を創りますか?
そうですね。
大学教授の仕事は、自身の研究と大学生に対する授業の2つです。
そのため、次の要素が大事になりそうです。
・研究は、学生の質および数、研究費の潤沢さ
・授業は、授業環境の快適さ
ですかね
研究費を潤沢にするには、どうすれば良いんでしょうね?
研究費は、大学の予算と、外部から助成金や協賛金があると思います。
例えば、大学の予算をより獲得するには、大学全体に振られる予算の向上と、大学内部で振り分けられる割合を向上させるかのどちらかです。
前者であれば、そうですね、、、
先ほどの、学術雑誌に投稿される論文の数、といった客観的な指標が重要になると思います。
では、大学長の立場では、どうでしょうか?
一旦、ここで区切ります。
2. 視座を上げて考える
今回は、視座を上げて考えることについて、紹介します。
視座を上げて考えるって、具体的にどういうこと?という方もいらっしゃるかと思います。
簡単に言えば、相手の立場に立って考える、ということですね。
要は、想像力です。
物事を考える時には、立場という考え方が重要となります。
役割も目的も異なる人々と議論をする際に、利害関係を含む立場の整理なくして、議論が前に進むことは珍しいです。
皆、自分が正しいと思って、発言していますから。
コンサルのプロジェクトでは、ステークホルダー(関係者)が多いケースがあります。
そうした場合、各ステークホルダーは自身の利益に通ずるように、プロジェクトを進めたがりますので、それぞれの立場を理解し、論点を設定し、適切にファシリテートする必要があります。
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。
私の周りの優秀なコンサルタントは、次の2つが実践できていることが多いです。
・2ランク上の立場から、物事を考える
・2ランク下の立場の実務まで、考慮して動ける
視座を意識する事ができれば、あなたも優秀なコンサルタントに間違いなく一歩近づいているでしょう。
クライアントや上司と会話をする際は、視座を上げて考えることを意識してみてください。
ケース面接対策におすすめの本は、こちらの記事で紹介しています。
コンサルタントが薦めるケース面接対策の本5冊
ケース面接事例集は、こちら。
【保存版】ケース面接の対策となる考え方のコツ
【ケース面接例題①】思考の構造化
【ケース面接例題②】抽象化思考と具体化思考
【ケース面接例題③】なぜなぜ分析で思考を深掘り
【ケース面接例題④】思考のスピードを上げる
【ケース面接例題⑤】マーケティングは消費者目線に立って考える
【ケース面接例題⑥】自分の経験を意識した視点の使い方
【ケース面接例題⑦】視座を上げる ← 今ココ
【ケース面接例題⑧】視野を広げる