上記の悩みを解決します。
■ 本記事の内容
・コンサル転職後に失敗したと感じる典型例
・コンサル転職後に失敗しないための方法
■ 本記事の読者
・コンサルへの転職を検討している方
■ 本記事を読むメリット
・コンサル転職時に気をつけるべきポイントを理解できる
コンサル業界は、相も変わらず就職活動/転職活動において非常に人気のある業界です。
そうした人気上昇の効果もあり、新卒や中途で入社するメンバーは、経歴が良かったり、頭が切れる人が多いです。
しかし、経歴や能力さえあれば、コンサルタントとして活躍出来るわけではありません。
今回は、コンサルに転職して失敗したと感じるパターンについて、現役コンサルタントの筆者が解説します。
早速、本題に入ります。
目次
1. コンサル転職後に失敗と感じる典型例
1-1. やりたいことが出来ない
いざ、コンサルティングファームに入ってみれば、思っていた状況と異なるというパターンです。
やりたいことが出来ない状況は、大きく次の2つに分けられます。
・興味のある業界のプロジェクトに入れない
・思い描いていたような業務に携われない
中途入社であれば、多くの場合、採用された段階で担当領域が決まっています。
一部のファームにおいて、第二新卒やアナリスト/アソシエイトとして入社する場合は、担当領域を決めずに入社するケースもあります。
また、ランクにも依りますが、コンサルは下積みとなる業務の割合が非常に高いです。
例として、パワーポイントを用いた資料作成から、Excelを用いた各種分析、会議の議事録作成、資料の印刷といった雑務まで、その業務は多岐に渡ります。
上位ランクでの入社でない限り、マネージャーやケースリーダー、シニアメンバーが設計したストーリーや作業に基づいて、その一部だけを担当することになるでしょう。
1-2. プロモーションができない
コンサルティング業界は、実力主義です。
実力を評価する場合、成果として見える形に落とし込まなければなりません。
転職活動中の評価が良かったとしても、実際にコンサルタントとして高いパフォーマンスが発揮出来ないケースがあります。
また、自分ではパフォーマンスが出せていると思っていても、高い評価を得られず、プロモーションに繋がらないケースもあります。
人事評価は行動事実に基づくため、プロモーションに必要な要素が不足していないかを意識しなければ、評価に繋がりません。
1-3. 精神的/身体的にきつい
直近ではホワイト化が進むコンサル業界ですが、一般的な事業会社と比較すれば、ハードワークが必要な時期もあります。
働き方はプロジェクトによりますので、18時に仕事を切り上げる日もあれば、深夜の4時まで働く日もあります。
長時間労働によって、必要な睡眠が取れないと、翌日のパフォーマンスが下がり、業務効率が低下した結果、また長時間労働になる・・・という負のサイクルが生まれがちです。
自分の体力/精神力の許容範囲を把握し、資本である体の健康を第一に考えましょう。
2. コンサル転職後に失敗しないためには
2-1. 事前の業界研究/企業研究は念入りに
転職活動を進める上で、情報収集は必須です。
情報収集の目的は、具体的な仕事内容を把握し、入社前と入社後で仕事に対するイメージのギャップを低減することです。
そのためには、転職先ファームに所属するコンサルタントとの面談ないしコミュニケーションを心掛けましょう。
オファーを受領後、人事を通して、当該ファームに所属するコンサルタントとの面談を設定することが可能なファームは多いです。
実際に働いているメンバーから具体的な話を聞くことは、非常に有益です。
2-2. 人事評価の要件を理解せよ
プロモーションが全てではないですが、パフォーマンスを出したにも関わらず、高い評価をもらえなかったら、モチベーションが維持しづらいですよね。
そういった状況を避けるためには、ファームにおける人材要件を把握しましょう。
今のランクにおける仕事が出来るから、プロモーション出来るのではありません。
1つ上のランクにおける仕事が出来るから、プロモーション出来るのです。
上のランクにおける人材要件を把握した上で、その要件を達成したという事実を収集することが必要です。
頑張ったのに、評価項目になかったから評価されなかった、では悲しいですよね。
どういった方向性で努力すればよいのかを考えた上で、行動するようにしましょう。
2-3. 周りを頼る
優秀であるがゆえに、自分で出来る仕事を全て抱え込んでしまう人も居ます。
体力もしくは精神的に限界が来る前に、上司やチームメンバーに相談しましょう。
コンサルは、プロジェクト単位でチームを組んで、クライアントに対して価値を提供する仕事です。
あなた1人で最大限の価値を提供するのではなく、チーム全体で最大限の価値を提供するものです。
周りを頼ることを恐れず、自分の限界が超える前に相談してみてください。
まとめ
今回は、コンサルに転職して失敗したと思うパターンと、その対応方法について紹介しました。
転職活動において、コンサルティングファームからオファーを貰うことはゴールではない筈です。
その後のコンサルタントとしての活躍を目指すのであれば、自分自身がコンサルとして働く姿を具体的にイメージしていただければ幸いです。
なお、コンサルへの転職は、エージェントの活用が不可欠です。
下記の記事でおすすめのエージェントを紹介していますので、興味がある方は是非読んでみてください。
コンサル業界に強いおすすめ転職エージェント4選